注文住宅を建築しようと考えている場合、漠然といくらぐらいのお金がかかるかはわかっても、家のどの部分にどのくらいのお金がかかるかわからなければ、どこの部分を安くすれば費用が安く済むかがよくわからないはずです。そこで、注文住宅にかかる費用の内訳を見てみましょう。まずは躯体です。躯体はさすがに費用を削ると怖いですので基本的にはあまり費用を削らないほうがいいでしょう。
躯体にかかる費用の割合はおよそ35%です。つまり、建物価格が2000万円の家を例に考えると、およそ700万円が躯体や基礎の部分の工事費になるわけです。次に外構工事です。外構工事は庭の大きさなどにもよりますが、平均すると25%程度の割合になります。
2000万円の建物の家のうち500万円は外構工事に使われていることになります。躯体工事に比べると外構工事はもう少し節約できそうなところです。余分なものを置かずに、住み始めてから必要になったものだけ置くのが良いかもしれません。続いて内装工事です。
内装工事費用の割合は全体のおよそ20パーセント程度で、400万円が内装に使われているわけですが、内装も安くすることは可能です。ただ、注文住宅ですのであまり安っぽいものは控えたいところです。ただ、建具の設置数を最小限にすることで費用を抑えることができそうです。最後に設備で全体のおよそ20%を占めます。
トイレの設置やお風呂の設置、キッチンの設置などがこれにあたります。この中でも設備の設置が大半を占めますので、そこをどのように考えるかで費用を安くできるかどうかが決まるでしょう。