注文住宅は、将来のリフォームを考えた間取りが必須

注文住宅は、自由に間取りや外観デザインなど予算と法規が許す限り何でも実現できますが、竣工後は経年劣化するだけで何一つ変わりません。しかし、居住者は、家族の増減や身体の老化などライフスタイルが変化するので使い勝手が悪く住み難くなる事もあり、二世帯住宅や介護の為のバリアフリーなど将来のライフスタイルを見越したリフォームを考慮して間取りを考える必要があります。また、車椅子の使用を想定して玄関扉を玄関ポーチを有効に使える引き違い扉への変更も多いリフォームです。注文住宅のリフォームは、施工しやすい建築工法としにくい建築工法があり、在来工法が施工しやすいとされています。

在来木造工法の注文住宅は、基本的に梁と柱で形造る軸組工法であり、既存の柱や梁に新たな軸組を接合させるだけで増築できるので自由度が高く費用も比較的安価に済むのが特徴です。ツーバイフォーの注文住宅は、在来工法と同様に既存の壁に接合するだけで増築できますが、耐力壁となっている部分に開口部を開ける事ができないので在来工法に比べて自由度が低いとされています。ツーバイフォーは、在来工法と比較する際に応力を面で受ける箱状なので耐震性が高いと言われますが、面全てが耐力壁の役目をしているのでリフォームしにくい場合があります。重鉄骨工法の注文住宅は、厚さ6mm以上のH型鋼や角型鋼管を使用するのでスパンが広いので自由度が高く、躯体が強固なので家庭用エレベーターの設置が安全にできる建築工法です。

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